CASE-003 自動車・部品
自動車研究院・テスト企業:研究開発側・テスト側の2本線
試験ラインのデジタルツイン・リモート調整に、設定ベースのCAN/LIN耐久テストベンチソフトウェアプラットフォームを加えた構成。
一方は自動車設計研究院の研究開発試作試験ライン、もう一方は自動車熱管理計測制御企業の部品耐久テスト事業——共通の求めは、試験データが信頼でき再現可能であること、調整・保守が人の到着に依存しないことです。
お客様の背景
一方は自動車設計研究院の研究開発試作試験ライン、もう一方は自動車熱管理計測制御企業の部品耐久テスト事業——両者に共通する求め:試験データは信頼でき、再現可能でなければならず、調整・保守を人の到着に頼ることはできません。
直面した課題
- 試験ラインの調整はエンジニアの現地到着に依存し、出張費・工期の双方が高騰
- 試験データは各設備に分散し、再現・さかのぼりができない
- 耐久試験の条件は複雑(定常値/サイクル/勾配付きの複数ステップ)、人手記録は信頼できない
- テスト顧客・機種が多く、機種変更のたびにソフトウェアを書き直し、納入は持続不可能
私たちのソリューション
ソリューションは研究開発側の試験ライン・テスト側の耐久テストベンチの2本線に沿ってそれぞれ納入:
- 研究開発側 · OPC UAによる複数ブランド設備データの統一収集
- 研究開発側 · 1:1三次元デジタルツインは約20ms更新で物理試験ラインをマッピング、設備状態をリアルタイム着色
- 研究開発側 · 人員の高精度位置測定・権限外侵入アラームで試験安全を確保
- 研究開発側 · リモート調整/プログラミング/保守(3G/4G/イーサネットのマルチチャネル接続)、出張をリモート化
- 研究開発側 · PROFINET + IO-Link振動診断(FFT内蔵)
- テスト側 · 複数ステップの試験条件を自動実行(定常値/サイクル/勾配付きサイクル)、プログラム制御計器とPLCの同期制御
- テスト側 · TDMS高速記録 + データベースのデュアルチャネル、単一記録チェーンによるデータ欠損を低減
- テスト側 · CAN/LIN車載バスの深度解析(LIN SDFファイル、DBCメッセージ)
- テスト側 · 機種切替は設定変更のみでコード変更不要、設定ベース設計により複数顧客・複数機種の量産納入を支援
成果
- 現場調整の相当割合をリモート化、出張費・工期の双方を削減
- 試験データは自動記録でさかのぼり可能に、レポート作成効率が改善
- テストベンチソフトウェアは複数の自動車熱管理部品企業へ量産納入済み、圧縮機、ECUなど複数機種をカバー
技術スタック
LabVIEWCAN/LIN(SDF/DBC)TDMSOPC UA三次元デジタルツインエンジンPROFINETIO-Link
プロジェクトの境界・複製条件
- プロジェクトの境界:実施済み範囲はMALS試験ラインのOPC UA収集、三次元連動、人員位置測定・リモート保守、圧縮機耐久試験の複数ステップ条件、TDMS記録・CAN/LIN解析
- 適用条件:研究開発試作ライン、耐久ベンチ・複数機種テストシーン。設備制御の境界・安全インターロックを明確化できること
- 複製可能な条件:複製前に設備制御の境界、安全インターロック、プロトコル/機種ファイル、サンプリング要求・リモート接続承認の明確化が必要
- 非公開の内容:お客様未確認の出張代替率、レポート効率・収益数字は非公開